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こんにちは!noil(@noil_mv)です。
今回は、動画師として活動させていただいている私の視点から「Ae使いにおすすめのプラグイン」をまとめました!(※随時更新)

プラグインを導入することで作業の時短かつクオリティアップにつながるので是非取り入れてみてください。
- MVで効率化に役立つ定番のプラグインを知りたい
- MVでよく使うプラグインを知りたい
- MVでコスパよくクオリティアップを目指したい
絶対に入れておくべき無料プラグイン
Motion Tools Pro
「Motion Tools Pro」は、アニメーションの調整やレイヤー管理を簡単かつ高速に行える多機能ツールです。
映像制作をするなら「Motion Tools Pro」は欠かせません!
特にMV制作やモーショングラフィックスを手掛ける方には必須のアイテムと言えるでしょう。
①イージング調整:動きの緩急を直感的にコントロールできる機能。スムーズなアニメーションを設定でき、作業時間を短縮できます。
② アンカーポイント位置変更:アンカーポイントの位置を素早く調整できるため、オブジェクトの整列や配置を効率的に行えます。
③ レイヤーずらし機能:レイヤーを階段状やランダムにずらせる機能。これにより、テキストモーションやエフェクトにリズム感を加えることができます。






EasyCopy
「EasyCopy」は、一つのレイヤーで設定したアニメーションの緩急を、他のレイヤーにもワンクリックで適用できる革命的なプラグインです。
MV制作では、テキストモーションの緩急を一つずつ調整する作業が発生しますが、グラフエディターを開いて個別に編集するのは膨大な時間がかかります。EasyCopyを使えば、一度作成した緩急を他のレイヤーに一瞬で適用できるため、大幅な時短が可能です。



FXconsole
「FX Console」は、エフェクトを素早く適用できる時短プラグインです。
MV制作では、エフェクトを多用するため、通常の手順で「エフェクト → カラー補正 → トーンカーブ」と何層もメニューを辿るのは非効率です。しかし、FX Consoleを使えば「Ctrl(またはCommand)+ Space」キーを押すだけでエフェクト検索画面が開き、キーワードを入力するだけで瞬時に適用可能になります。
また、モーショングラフィックスや映像編集全般でも、エフェクトの適用スピードを格段に向上させるため、作業時間の大幅短縮に貢献。クリエイターにとって必須のツールです。
GG分解
「GG分解」は、文字をバラバラに分解できるプラグインです。
MVを見たことがある方なら、一文字ずつバラバラに現れるテキストモーションを目にしたことがあるでしょう。このプラグインを使えば、通常のテキストアニメーションをよりダイナミックで印象的な動きにさせることができます。また、プリセットに頼らない個性的な演出を作るために必須のツールです。
文字アニメーションを強化したいなら、GG分解は絶対に導入すべきプラグインです!



花溺れ / 初音ミク, 花奏かのんβ
tayori – 可惜夜 (Official Video)
NIsai_BaraMoji
「NIsai_BaraMoji」は、テキストレイヤーのまま文字をバラバラにできるプラグインです。
「GG分解」ではシェイプレイヤーに変換されてしまうため、後からテキストを編集できないというデメリットがあります。
しかし、NIsai_BaraMojiならテキストレイヤーのまま分解できるため、後から文字の修正が可能。もし文字を動かすだけのモーションなら、こちらを使った方が圧倒的に融通が利き、作業の柔軟性が向上します。



NIsai_KanaSmallize
「NIsai_KanaSmallize」は、ひらがなのサイズを自動で小さく調整できるプラグインです。
MV制作などのリリックデザインでは、漢字を大きく、ひらがなを小さくするレイアウトがよく使われます。しかし、一文字ずつ選んでフォントサイズを変更するのは膨大な手間がかかります。
このプラグインを使えば、ひらがなを一括で小さくできるため、作業時間を大幅に短縮可能。文字デザインのバランスを素早く整え、リリックデザインを効率的に作成できます。
【歌ってみた】 快晴 (Orangestar)【フレン・E・ルスタリオ/にじさんじ】



Puppet Hair Fx
「Puppet Hair Fx」は、髪の毛を揺らしてくれるプラグインです。
MVを見ていると、キャラクターの髪が自然に揺れている映像をよく見かけます。同じイラストでも、髪が揺れているだけで動きに表情が生まれ、映像のクオリティが一気に向上します。
髪揺れを表現するプラグインには有料のものもありますが、この無料プラグインだけでも十分なクオリティを実現できます。さらに、リボンやイヤリングなどの細かい装飾品にも適用できるため、それだけで動きのある複雑な映像を作り出すことが出来ます。



HOLLOW HUNGER / 角巻わため(Cover)
AEVeiwer
「AEVeiwer」は、フォルダ内の素材やプロジェクトファイルをAfter Effects上で直接表示し、簡単に取り込めるプラグインです。
通常、アニメーションプリセットは文字情報のみで記録されるため、適用する際にどのプリセットだったかを記憶しておく必要があるという不便さがあります。しかし、AEViewerを使えば、プリセットと一緒にGIFファイルを保存することで、視覚的にアニメーションを確認可能になります。
Adobe Bridgeにも似た機能がありますが、AEViewerの方が圧倒的に便利です。その理由は、カーソルをGIFの上に持ってくるだけでアニメーションが再生され、即座に内容を確認できるからです。クリックする必要がないため、プリセットを探す時間が大幅に短縮されます。



絶対に入れておくべき有料プラグイン
CuttanaNir2
「CuttanaNir2」は、文字を切り取り、個別にアニメーションを適用できるプラグインです。
MV制作では、テキストに動きをつけることで映像のインパクトを強めることが求められます。このプラグインを使えば、一つ一つの文字をバラバラに切り取り、自由自在にアニメーションを加えることが可能になります。
使いこなすには多少の慣れが必要ですが、「GG分解」と組み合わせることで、テキストモーションの表現方法の幅が広がり映像クオリティも格段に向上します。
約束/音ノ乃のの (official)
AutoCrop3
「AutoCrop3」は、コンポジション内の不要な余白を自動で削除してくれるプラグインです。
MV制作では、イラストや素材をコンポジションに取り込む際に、余分なスペースができてしまうことがよくあります。手動でトリミングすることも可能ですが、素材ごとに調整するのは非常に手間がかかる作業です。
このプラグインを使えば、ボタン一つで余白を削除し、必要な範囲だけを素早く切り取ることができます。



Overlord
「Overload」は、Illustratorで作成したデータをワンクリックでAfter Effectsに転送できるスクリプトです。
MV制作では、タイトルロゴやオリジナルの文字デザインを作成する際にIllustratorを頻繁に使用します。しかし、作成したデータをAEに移す際に毎回手動で転送するのは面倒ですよね?
このスクリプトを使えば、ボタン一つでIllustratorからAfter Effectsへ即座に転送可能。ファイルのインポート作業が不要になり、デザインからアニメーションへの流れがスムーズになります。
一度使うと手放せないほど便利なプラグインで、作業時間を大幅に短縮できるため、MV制作だけでなくモーショングラフィックスや広告映像制作にも最適です。



Red Giant Complete
「Red Giant Complete」は、モーショングラフィックス、カラーコレクション、VFX、トランジションを網羅した究極のプラグインパックです。
MV制作では特に個人的に 「Looks」と「Particular」 の使用頻度が高く、
- Looks:多種多様な色調補正プリセットを適用するだけで、一気に映像がリッチになるまさに“チート級”のプラグイン。
- Particular:花吹雪、火花、雪などをリアルに表現できる強力なパーティクルツール。
通常は年額104,400円(※2025年3月9日時点)と高額なため、初心者には手が届きにくいですが、学生なら年額10,450円で利用可能!
もしあなたが学生なら、この圧倒的なプラグインを手軽に使えるチャンスです。MV制作や映像制作を本格的に学びたいなら、導入する価値は十分にあります!下図が適用後と適用前の比較です。



元の画像



looksとParticularを追加
右の方がリッチな仕上がりと感じる人が多いのではないでしょうか?たった一つのレイヤーだけでこれだけ大きく変化させることが出来るのです!これはチートプラグインですね。予算のある方学生の方はとてもおすすめです。



気になる有料プラグイン
opticalfare
「Optical Flares」は、高品質なレンズフレアを作成できるプラグインです。
MV制作において、フレアは実写合成の映像をよりリアルに演出するための必須エフェクトですが、After Effectsのデフォルト機能ではクオリティがやや物足りないのが難点です。
このプラグインを使えば、豊富なプリセットと高度なカスタマイズ機能によって、シネマティックでリアルなフレアを簡単に追加できます。特に光源の表現が重要なMVや広告映像では、大きな差を生むツールです。
Optical Flaresは高品質な分、価格も高めで、まだ私自身は手が届いていませんが、予算がある方は導入を検討する価値があります。私はいずれ絶対買います!
Deepglow
「Deep Glow」は、簡単に高品質なグロー(光のにじみ)を作成できるプラグインです。
MV制作では、光の演出が映像の雰囲気を大きく左右します。しかし、After Effectsのデフォルトのグローは、細かく調整しないと美しい仕上がりになりにくく、重ね掛けする手間もかかるのが難点です。
このプラグインを使えば、一つ適用するだけで自然でかっこいいグロー表現が可能になり、時短効果も抜群。特に光やネオンを活かした映像演出を多用するMVでは、必須レベルのアイテムです。Deep Glowは便利な分こちらも高額なプラグインであるため、私はまだ導入できていません。こちらも予算がある方は検討する価値があります。



おわりに
私もまだまだMV制作の勉強中で、ここで紹介したプラグイン以外にも、さらに使い勝手の良いものがあるかもしれません。今回は、実際に使ってみて抜群に便利だったものを厳選して紹介しました。
もしこの記事を読んでくださったクリエイターの方がいましたら、コメントでおすすめを紹介してくださるとうれしいです! また、このリストは随時更新していきます。
MV制作をする方、またはこれから始めたい方が無駄な出費をせず、「これだけ入れておけば間違いない!」と思える記事にしていきたいので、今後もチェックしていただけると幸いです!
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