MVの表現スタイル11選!初心者向けからプロ仕様まで解説

MVの表現スタイル11選!初心者向けからプロ仕様まで解説

こんにちは!noil(@noil_mv)です。

イラストMV表現方法を11種類に分類し、特徴をまとめました。初心者でも取り組みやすいものから、高度な表現まで紹介していくので、自分に合った表現を見つける参考になれば幸いです!

私自身、まだまだ勉強中の身ですが、「このMV、どうやって作っているんだろう?」と思ったときに、自分なりに整理してみた内容をまとめました。

\こんな方におすすめ/
  • MVの種類や表現方法を知りたい
  • 自分のスキルに合ったMVを作りたい
  • クオリティの高いMVを作るためのヒントが欲しい
目次

はじめに

この記事では、MV制作の表現方法を分類し、それぞれの特徴について私なりの視点でまとめています。

あくまで個人的な考え方に基づいているため、「この分類が絶対に正しい!」というわけではありません。MVの作り方や映像の捉え方は人によって異なるので、「ふーん、こういう見方もあるのか」くらいの感覚で読んでいただけると嬉しいです!

また、私はまだMV制作を勉強中の身なので、プロの方の意見とは異なる部分もあるかもしれません。間違っている部分があれば優しく指摘していただけると助かります!

それでは、前置きはここまでにして代表的なMV表現スタイルを詳しく見ていきましょう!

一枚絵

レイヤー分けされていない静止画に、歌詞を楽曲に合わせて表示するシンプルな手法。

特徴

最小限の編集技術で制作可能なため、初心者でも取り組みやすいのが特徴。テキストの配置やフォント選びを工夫することで、楽曲の雰囲気を演出できる。

また、映像の動きを抑えることで、視聴者が楽曲そのものに集中しやすくなり、イラストの世界観を純粋に伝えやすい。特にバラードや落ち着いた楽曲との相性が良く、視聴者の想像力を引き出しやすい。比較的短時間で制作できるため、コストを抑えつつ、映像を作りたい人にも向いている。

テキストアニメーション

一枚のイラストにテキストモーションを加える、ボカロ曲でよく見られる表現。

特徴

文字の動きが映像の印象を大きく左右するため、リリックデザインやリリックモーションのスキルが重要になる。

カメラワークに頼ることができないため、フォントの選び方やレイアウト、文字の動かし方が作品のクオリティを大きく左右する。使用するイラストが基本的には1枚のため、制作コストを抑えながらも、テキストモーションの工夫次第でダイナミックな演出が可能

テキストアニメーション+カメラ

MVの王道表現。キャラクターと背景をレイヤー分けし、カメラワークやテキストアニメーションを駆使する手法。

特徴

キャラクターと背景をレイヤー分けし、カメラワークやテキストモーションを駆使して演出することで、立体感や奥行きのある映像を作ることができる

カメラの動きを使うことで、イラストに動きを加えられ、華やかな演出が可能

爽やかなポップソングから、エモーショナルなバラード、ロック系の楽曲まで、幅広いジャンルに扱われる表現である。

グラフィック + テキストアニメーション+カメラ

シェイプや図形を背景として活用し、キャラクターと調和させる手法。

特徴

ポップでキャッチーな楽曲や、かわいいMVとの相性が良い

シェイプやグラフィックを活用するため、背景のイラストに頼らずに映像を作れるのが特徴。デザイン力が重要で、配色やフォントの選び方次第で、作品の印象が大きく変わる。シンプルな構成ながら、モーションを駆使すれば洗練された映像が作れるため、テキストとグラフィックを組み合わせた表現を試したい人におすすめ。

部分3D+テキストアニメーション+カメラ

部分的に3Dを活用し、カット数を増やして演出を強化する手法。 

特徴

特に間奏や印象的なシーンで3Dを活用することで、映像にバリエーションを加えることができる。

3Dを扱うにはBlenderやCinema 4Dなどの3Dソフトの基礎知識が必要だが、部分的に使用するだけでも映像のクオリティが大きく向上する。

            

3D背景+テキストアニメーション+カメラ

Blenderなどで作成した3Dモデルの上にキャライラストを配置し、コンポジットしてテキストアニメーションを加える手法。

特徴

3Dの立体感を活かしながら、2Dアニメ風の魅力を残せるのが特徴

カメラワークの自由度が高く、奥行きのある映像を演出しやすい。ただし、3Dモデリングやライティング、レンダリングの知識が必要なため、制作難易度は高め。近年個人的によく見かける表現だと感じる

2Dストーリー型

楽曲の世界観を表現するために、ストーリー仕立ての映像を作る手法。

特徴

キャラクターの表情や動きに重点を置き、まるで短編アニメのように物語を展開するのが特徴

視聴者が感情移入しやすく、曲のメッセージ性を強く伝えられるが、その分、絵コンテ作成や作画のスキルが求められる。テキストモーションは最小限に抑えられることが多く、映像の演出力が試される表現方法。

2D+3D ストーリー型

キャラは2D、背景や小物は3Dで作成し、ストーリー仕立ての映像を作る手法。

特徴

2Dのアニメ風な魅力を保ちつつ、3Dのリアルな空間表現が可能

2Dイラストの持つアニメ風の魅力を活かしながら、3Dの奥行き感を加えることで、リッチで没入感のある映像を作ることができる。さらに、ストーリー性を持たせることで、視聴者に強い印象を与え、高いインパクトのあるMVに仕上げることが可能

3Dストーリー型

キャラクターも3Dで作成し、アニメーションさせるストーリー仕立ての映像手法。

特徴

フル3Dの表現を活用することで、映画のようなクオリティの映像を実現できる。キャラクターや背景、カメラワークを自在に操ることで、ダイナミックな動きを作り出せるのが特徴。

ただし、3Dモデリング、リギング、アニメーション制作など、高度なスキルが求められるため、個人制作のハードルは高め。その分、完成度の高い映像を作ることができ、3Dアニメが好きな人にとっては、魅力的な表現方法の一つとなるだろう。

3Dキャラ+モーショングラフィック

Vtuberの歌ってみた動画などに多く見られる、3Dキャラとモーショングラフィックを組み合わせた表現。

特徴

キャラクターは3Dで作成し、背景やエフェクトにはモーショングラフィックを活用することで、洗練されたデザインの映像を実現できる

モーションキャプチャや手付けアニメーションを駆使することで、キャラクターの動きを自然に演出し、楽曲の雰囲気に合わせたダイナミックな表現が可能。特にVtuberのパフォーマンスを引き立てる表現として人気が高く、今後もさらに発展していくと考えられる。

複合型

複数の表現方法を組み合わせ、さまざまな技術を活かした映像を作る手法。

特徴

イラスト、3D、モーショングラフィックなど、さまざまな技術を駆使し、チーム制作で作られることが多い

表現の幅が広がり、楽曲の世界観を最大限に引き出すことができる。プロのデザイナーやアニメーターなどの各分野のプロが関わることで、ハイクオリティなMVが生み出される。

おわりに

今回紹介した11種類のMV表現方法は、すべてのMVを網羅しているわけではありませんが、多くの作品がこれらのどれかに当てはまるのではないかと思います。MVは楽曲の世界観を映像で表現する手段のひとつであり、最も重要なのは楽曲に適したスタイルを選ぶことです。

どの表現方法にもそれぞれの魅力があり、楽曲の雰囲気や伝えたいメッセージに合わせた演出を考えることが、MV制作において重要なポイントになります。

皆さんはどの表現が好みでしょうか?
私自身は、「部分3D + テキストモーション + カメラ」や「3D背景 + テキストアニメーション + カメラ」といった、2Dと3Dを組み合わせたハイブリッドな表現に特に魅力を感じます。映像に奥行きを持たせながら、イラストやテキストアニメーションを活用し、華やかでダイナミックな演出ができる点が魅力です。また、比較的個人制作でも取り組みやすい範囲であるため、挑戦しやすい点も魅力に感じます。

自分の好きなスタイルを見つけ、最高の映像を一緒に作っていきましょう!

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